- 2021/12/15 掲載
第一生命、また金銭不正取得疑い=高齢顧客から約3800万円
第一生命保険は9日、女性の元営業職員が、高齢の顧客1人から約3800万円を不正に取得していた疑いがあると発表した。顧客のキャッシュカードを使い、金銭を引き出していたという。元職員は10月15日付で懲戒解雇された。
第一生命によると、元職員は埼玉東部支社(埼玉県越谷市)に勤務していた2018年から21年8月にかけ、高齢の顧客1人に対して保険契約の解約などを誘導。解約に伴う金が振り込まれた金融機関の口座から、顧客のキャッシュカードを使って計約3800万円を引き出した疑いがある。
顧客の親族からの申し出により発覚。引き出した金は生活費や遊興費に充てていたという。
第一生命では昨年来、元女性営業職員による計19億円超の不正取得など不祥事が相次いで発覚している。同社は「多大なるご迷惑とご心配をお掛けし深くおわびする」とのコメントを出し、再発防止策を強化する方針を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕第一生命保険日比谷本店=東京都千代田区
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