- 2021/12/16 掲載
製造業PMI12月は54.2、原材料高が重し=auじぶん銀・マークイット
サービス業PMIも前月の53.0から51.1に低下した。原材料価格の上昇などが引き続きコスト増要因となっている。
製造業PMIは、若干低下したものの、景気の分かれ目である50を11カ月連続で超えた。生産は53.3、新規受注は52.3と堅調で、ともに3カ月連続で50を超えた。一方、コスト上昇圧力は続いており、原材料費高騰と部品や素材の供給不足が報告される中、平均購買価格が上昇した。
サービス業PMIも前月から低下したものの、3カ月連続で50を上回った。一方、購買価格の上昇は4カ月連続で加速し、2008年8月以来の高水準となった。
調査を委託されているIHSマークイットのエコノミストは、今後1年間の見通しについて、製造業とサービス業のどちらも軟化したと指摘。供給網(サプライチェーン)の状況やコスト増、新たな変異株を含む新型コロナウイルスの影響など、複数の懸念材料が全体的な景況感を押し下げたとしている。
(杉山健太郎)
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