- 2021/12/17 掲載
日銀、コロナ対策の縮小決定=大企業向け来年3月終了―大規模金融緩和は維持
日銀は17日、前日に続いて金融政策決定会合を開き、新型コロナウイルス対応策の縮小を決定した。大企業の資金調達を支援する社債・コマーシャルペーパー(CP)の買い入れ拡大策を2022年3月末の期限で終了。一方、中小企業の資金繰り支援は同年9月末まで延長する。大規模な金融緩和は維持した。
日銀のコロナ対応策は、中小企業に無利子・無担保融資を実施した金融機関への優遇措置と、大企業の資金調達を下支えする社債・CPの買い入れ拡大が柱。このうち大企業向けは、良好な資金調達環境を踏まえ、緊急対応で導入していた買い入れの増額措置を打ち切り、4月以降はコロナ前程度の買い入れペースに戻す。
中小企業の資金繰りについては、飲食業をはじめとした対面型サービスなど一部に厳しさが残っており、支援を継続する。
【時事通信社】 〔写真説明〕金融政策決定会合に臨む日銀の黒田東彦総裁(奥)ら=17日午前、東京都中央区の日銀本店(代表撮影) 〔写真説明〕金融政策決定会合に臨む日銀の黒田東彦総裁=17日午前、東京都中央区の日銀本店(代表撮影)
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