- 2021/12/17 掲載
英中銀、インフレ高止まりなら追加利上げ必要に=チーフエコノミスト
英中銀は16日、政策金利を0.1%から0.25%に引き上げた。
ピル氏は、インフレ率が現在の水準にとどまった場合、さらなる利上げがあるかとの質問に「そうだと思う」と述べたうえで、前日の決定は、コストや賃金圧力を中心とする国内要因による物価上昇が一段と定着しそうだという見方を受けた措置だと説明した。
中銀は前日、インフレ率予想を引き上げ、来年4月あたりに目標の3倍の6%に達するとの見通しを示した。
ピル氏は、前日の政策声明と同様、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の急速な拡大がインフレ圧力を高めるのか、それとも弱めるかは不透明との見解を示した。
「オミクロン株が、ここ半年あまりの経済のダイナミクスの強さ、特に労働市場のそれを多少弱めるのか、評価する必要があるという認識で慎重に進んでいかなければならない。ただ、オミクロン関連の不確実性に二面性があるということを念頭に置くことも大切だと思う。少なくともそれはわれわれの中期的インフレ見通しにおける中核的目標に反映されている」と述べた。
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