• 2021/12/21 掲載

ボーイングなど、新5G周波数帯の展開延期要請 安全懸念で米政府に

ロイター

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[ワシントン 20日 ロイター] - 米ボーイングのデーブ・カルフーン最高経営責任者(CEO)とエアバス米国法人のジェフリー・クニッテルCEOは20日、新たな第5世代(5G)ワイヤレスサービスについて、航空機の安全運航に影響する恐れがあるとしてバイデン米政権に延期を求めた。

両氏はブティジェッジ運輸長官への共同書簡で、AT&Tとベライゾン・コミュニケーションズが1月5日に開始するCバンド周波数帯を活用した5Gサービスの延期を支持するよう求めた。ロイターが共同書簡を確認した。

航空業界と米連邦航空局(FAA)は、5GのCバンド周波数帯が電波高度計など航空機の電子機器に干渉する可能性があるとの懸念を示している。

共同書簡は「5Gの干渉は航空機の安全運航に悪影響を及ぼす可能性がある」とし、「航空業界に甚大な悪影響を及ぼす」と訴えた。

FAAは今月、この問題で新たな「耐空性改善命令」を出している。改善命令は、5G周波数帯が航空機の着陸時に使われる電波高度計などの電子機器に干渉する恐れがあり、航空機が目的地変更を余儀なくされる事態が起きかねないと警告している。FAAは1月5日までに追加の情報を提供する計画としている。

共同書簡は、主要航空会社を代表する業界団体エアラインズ・フォー・アメリカ(A4A)の分析を引用し、FAAの5Gに関する命令が2019年に出されていれば、旅客便で34万5000便、貨物便で5400便が遅れや目的地変更、欠航に直面していたと指摘した。

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