- 2021/12/22 掲載
EXCLUSIVE-カタール、米港湾に100億ドル投資計画=関係筋
中東および西側の関係筋によると、米東海岸周辺の港湾への投資を目指しており、段階的な開発になる見込み。ただ、この計画は準備段階だという。
政府系ファンドのカタール投資庁(QIA)、カタール政府コミュニケーション・オフィスはともにコメントを控えた。
カタールの戦略に詳しい米国在住のアドバイザー、マイケル・フロドゥル氏は「カタールは米港湾投資に向け、約1年前から準備してきた」と指摘。鋭敏な投資家はまず、整備が不十分な東海岸に着目するだろうとし、「西海岸は政府や民間投資家の注目を集めているが、東海岸は以前から改善が必要な状態だ」と述べた。
また、高速道路や鉄道にアクセスしやすい港湾が優先されるとし、「ボストンの南側やジャクソンビルの北側の老朽化した中型港が検討されるだろう」と予想した。
関係筋によると、投資は港湾資産を裏付けとした債務で賄われる。現在、アドバイザーの起用に向け、モルガン・スタンレー、HSBC、クレディ・スイスなど複数の銀行と初期段階の協議を行っているという。
3行はいずれもコメントを控えた。
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