- 2021/12/23 掲載
仏ルノー、中国・華晨汽車との合弁を再編へ
広報担当者は「(合弁会社が)現在の財務上の義務を果たすことができないことを考慮して、当社の取締役会は再編プロセスを開始することを決議した」と述べた。
9月に関係者がロイターに語ったところによると、ルノーは中国政府が支援する華晨汽車集団とのバン生産合弁事業を解消する方向で協議している。
この提携は2017年にさかのぼり、ルノーと華晨中国汽車控股(ブリリアンス・チャイナ・オートモーティブ・ホールディングス)が遼寧省の省都である瀋陽に生産拠点を設立し、電動商用バンへの進出を目指していた。
中国市場は一部の外国メーカーにとっては難しい市場となっており、業界を襲った新型コロナウイルス大流行の直前から販売が低迷していた。
ルノーは昨年、東風汽車集団との赤字合弁会社の販売低迷を受けて、中国での主要な乗用車事業から撤退。しかし、今年8月には中国の吉利控股集団とハイブリッド車(HV)の合弁会社設立に向けた枠組みで合意したことを明らかにした。
これより先の22日、ブルームバーグはルノーが再編プロセス開始を決定したと伝えていた。
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