- 2021/12/23 掲載
IMF、スペインの成長予想を下方修正 コロナ禍影響残る
接触の多い業種で新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響が残っていることや、世界的な供給網の問題が解消していないことを背景に挙げた。
昨年は過去最大の落ち込みとなるマイナス10.8%だった。
修正は欧州委員会とスペイン中央銀行の予想と一致しているが、政府予想の6.5%は下回っている。
リポートは、スペインの経済活動がコロナ禍前の水準に戻るのは2022年末か23年初めになるとの見通しを示した。
IMFは現状の景気刺激策と改革計画を支持する一方、財政の不均衡は中期的に是正する必要があると指摘。「スペインは債務をより適切な水準に引き下げ、将来のショックに対応する余地を作るべき」とした上で、23年は財政調整に入るべき時期との見解を示した。
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