- 2021/12/23 掲載
アップルの株主提案阻止申立、強制労働巡っても米SECが退ける
株主グループは今年、アップル取締役会に対し、同社がサプライチェーンの労働者を強制労働から守る取り組みについて報告書を作成するよう要求。アップルが強制労働のリスクがあるサプライヤーやサブサプライヤーをどの程度特定しているか、また、アップルが対策を講じたサプライヤーは何社あるかを報告するよう求めている。
ロイターが22日に確認したSECからの書簡によると、規制当局はアップルの提案阻止申立を受け入れなかった。これまでのところ「提案の本質的な目的が達成されているようには見えない」とした。
これは提案を行った株主との合意がない限り、アップルは来年の年次株主総会でこの提案に関する採決に臨まなければならないことを意味している。
アップルからは今のところコメントを得られていない。
アップルは日常的にSECに株主提案阻止を申し立てている。同社が秘密保持契約など秘匿条項の利用について情報公開を義務付ける株主提案の却下を求めていた問題でもSECは同社の訴えを退けた。
PR
PR
PR