- 2021/12/24 掲載
元社員2人、顧客資金着服=被害5800万円―三菱UFJ信託銀
三菱UFJ信託銀行は20日、50代女性と30代男性の元社員2人が、顧客の資金をそれぞれ着服していたと発表した。被害額は顧客11人分の計約5812万円で、同行は今月、2人を懲戒解雇した。顧客には全額補償するとともに、警察に告訴する方針。
同行は「深く反省し、お客さまに心よりおわびする」とコメントした。
同行によると、女性の事案は社内点検で判明。2007~20年に勤務していた東京の中野、吉祥寺両支店で顧客9人の資金計約5370万円を着服した。男性の事案は顧客の照会を受け発覚。18~20年に中野支店で顧客2人の資金計約442万円を着服した。
いずれも顧客から預かった書類を悪用し、顧客が来店していると見せかけて現金を着服した。元社員らは同じ支店で働いていた時期があるが、同行は共謀の事実は確認できていないとしている。2人は着服を認め、生活費などに充てたと説明したという。
【時事通信社】 〔写真説明〕三菱UFJ信託銀行本店の看板=東京都千代田区
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