- 2021/12/27 掲載
パスコ、米ベクセル社と日本国内の超高精度航空写真撮影を開始
さらに、2022年4月より、パスコは日本におけるベクセル社の独占再販パートナーとして今回、ベクセル社製 UltraCam Osprey 4.1センサーで取得する国内主要都市部の超高精度航空写真ならびに空間情報データを日本国内のお客様へお届けする予定です。
※Vexcel Data Programは、ベクセル社が提供する世界の超高精度航空写真と数値標高モデル(DSM)などのクラウドベースの空間情報データライブラリです。
【ベクセルグループCEOエリック・ヨーゲンセン氏からのコメント】
「この度、ベクセル・データ・プログラムに新たに日本のデータセットを加えることになりました。世界における日本の重要性を鑑みれば、非常に重要なマイルストーンであり、日本の都市部データの整備において、パスコをパートナーに迎えることができ光栄に思います。パスコと共に、日本ならびに世界のお客様に、価値ある画像・データをお届けすることができると確信しております。」
■撮影範囲とデータ種類
パスコは、国内の三大都市圏(首都圏・近畿圏・中京圏)や政令市・中核市の可住地を中心に、国内人口カバー率68%以上となる地域(約5万2千平方キロメートル)の超高精度航空写真撮影を実施します。本撮影にて取得する画像データは、オブリーク(※1)画像(斜め45度画像)、トゥルーオルソ画像(※2)データ、マルチスペクトル画像(※3)データ、数値標高モデル(DSM)が含まれます。地上解像度は7.5cmとなり、かつてないほど細やかに地上を把握できる超高精細画像データです。
※1 オブリーク画像とは:東西南北の四方向からの撮影画像を含みます
※2 トゥルーオルソ画像とは:直下画像に調整を行ったもの
※3 マルチスペクトル画像とは:UltraCam Osprey 4.1では、目に見えない近赤外線を含む、4バンド画像を取得するため、近赤外線(NIR)およびカラー赤外(CIR)の双方のオルソモザイク製品が提供可能です。
■活用分野
本撮影によって得られる画像データは、以下の各分野でご活用いただけます。
(1)オルソ画像データ、カーナビや自動運転等に活用される高精度地図データ
(2)自治体が整備する都市計画基本図の更新
(3)2時点の画像による家屋や植生等の経年変化差分抽出
(4)DSMデータ、携帯事業者が基地局設置位置を検討するための電波伝搬解析
(5)現況都市モデル構築や河川管理業務等の基盤となる現況地形の忠実な再現
(6)オブリーク画像データ、建物壁面材質、屋根破損状況の判読やアンテナ、ソーラーシステム有無の判定 など、様々な分野で活用することが可能です。
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