- 2022/01/07 掲載
日経平均は小幅続落、米雇用統計や連休を控え手仕舞い
日経平均は反発してスタートし、一時325円22銭高の2万8813円09銭の高値をつけた後、勢いを失った。徐々に上げ幅を縮小し、マイナスに転じた後も下げ幅を拡大。一時2万8300円を下回る場面もあった。国内で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることも嫌気された。午後には、小安い水準での小動きが続いた。
足元では米連邦準備理事会(FRB)による金融政策の早期正常化が警戒され、グロース株からバリュー株へのマネーのシフトが意識された。ファーストリテイリングやエムスリー、半導体製造装置関連の一角が軟調だった一方、三菱UFJフィナンシャル・グループなどの銀行や保険も堅調な銘柄が目立った。トヨタ自動車やデンソーもしっかりだった。
市場では「米金融政策の正常化のタイミングが早まったことは、あらかた織り込んだのではないか」(東洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との声が聞かれた。グロース株は全面的に売られ過ぎとの見方もあり「単にグロースとバリューで区別するのではなく、成長ストーリーや業績の裏付けに基づく選別が進むだろう」(大塚氏)という。
TOPIXは0.07%安で取引を終了。東証1部の売買代金は3兆0128億2300万円だった。東証33業種では、陸運業、電気機器、サービス業など18業種が下落した一方、上昇したのは鉱業、銀行業、鉄鋼など15業種だった。
東証1部の騰落数は、値上がり853銘柄(39%)に対し、値下がりが1218銘柄(55%)、変わらずが114銘柄(5%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28478.56 -9.31 28711.53 28,293.70─28,813.09
TOPIX 1995.68 -1.33 2009.30 1,981.52─2,017.10
東証出来高(万株) 128905 東証売買代金(億円) 30128.23
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