- 2022/01/11 掲載
ゴールドマン、今年の米利上げ回数予想4回に修正
[10日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスのエコノミストは、米連邦準備理事会(FRB)が今年4回利上げし、早ければ7月にバランスシートの縮小に着手すると予想した。
それまでは、米利上げは3月、6月、9月の3回と予想していたが、今回、12月を追加し計4回とした。
エコノミストのジャン・ハチウス氏は9日付のノートで、2022年の金利予想は市場の予想を若干上回る程度だが「翌年以降、差は大幅に広がる」と述べた。
昨年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、トレーダーは今年の利上げ予想を引き上げている。
JPモルガンは先週7日、パンデミック(世界的大流行)発生後の最初の利上げ時期を6月から3月に前倒しし、今年は四半期ごとに利上げされると想定。「FRB当局者は労働市場が非常にタイトであるとの共通の結論に達しており、最初の利上げを従来想定の6月まで遅らせるのは難しいだろう」とした。
ドイツ銀行も7日、12月の米雇用統計が市場予想を下回ったものの、最大雇用に向けて一段の進展を示したことから、年内に合計4回の利上げが実施されるとの見通しを表明。バランスシートの縮小は第3・四半期に開始されると見込んだ。
サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は7日、FRBが1回目もしくは2回目の利上げ後にバランスシートの縮小に着手することを支持すると表明した。
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