ウォーレン議員、ＦＲＢ倫理問題を再非難　パウエル議長に書簡

［１０日　ロイター］ - 米民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員は１０日、連邦準備理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長宛の書簡でＦＲＢの倫理問題の扱いを改めて非難した。

上院銀行委員会は１１日にパウエル議長の再任指名に関する公聴会を開く。パウエル氏の再任は確実視されているが、銀行委のメンバーであるウォーレン議員はこれまでに再任を支持しないと表明している。

ウォーレン議員は書簡で「ＦＲＢ当局者の取引に関する情報開示を拒否し続けることは、スキャンダルに『率直、かつ透明性を持って』対応するという姿勢と矛盾すると深く懸念している」とし、「ＦＲＢはスキャンダルの全容を開示していないとの疑念につながる」とした。

その上で、ＦＲＢに対し２０２０年と２１年の倫理に関するＦＲＢ当局者の全てのやりとりを開示するよう改めて要請。１７日までに回答するよう求めた。