- 2022/01/12 掲載
中国の新規融資、12月は予想以上に減少 通年では過去最高
ただ人民銀が減速する経済を下支えするために政策支援を維持したことから、2021年通年では過去最高となった。
ロイターがまとめたアナリスト予想では12月の新規融資は1兆2500億元となっていた。前年同月は1兆2700億元だった。
21年の新規融資は19兆9500億元となり、これまでの最高だった20年の19兆6300億元から1.6%増加した。これは英国の国内総生産(GDP)を上回る。
12月のマネーサプライM2は、前年同月比伸び率が9.0%と市場予想の8.7%を上回った。11月は8.5%だった。
12月末時点の人民元建て融資残高は前年比11.6%増と伸びが11月の11.7%から鈍化した。市場予想は11.7%増だった。
12月の社会融資総量残高の伸び率は前年比10.3%で、11月の10.1%から加速した。社会融資総量には、通常の銀行融資以外の新規株式公開、信託会社の融資、債券発行などが含まれる。
12月の社会融資総量は2兆3700億元で、11月の2兆6100億元から減少した。アナリスト予想は2兆4500億元だった。
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