- 2022/01/17 掲載
首脳人事は「適材適所」=旧行バランス論を否定―みずほFG社外取
みずほフィナンシャルグループ(FG)の社外取締役をそれぞれ務める甲斐中辰夫指名委員長と小林いずみ取締役会議長が17日、記者会見した。甲斐中氏は新首脳人事について「適材適所の配置を考えた」と強調。みずほの旧3行間でバランスを取ったとの見方を否定した。
一連のシステム障害後、社外取締役が会見するのは初めて。甲斐中氏は、外部登用を含めてトップ人事を検討したと指摘。FG社長に木原正裕執行役を選定した理由は、「社員のやる気を引き出して前に進めるリーダーシップがある」と説明した。企業風土改革の阻害要因とされる旧行意識については「非常に薄くなっている」と語った。
小林氏は、一連のシステム障害に関するFG取締役会の問題点について、「子会社のガバナンスについての目配りが十分ではなかったと非常に強い反省をしている」と釈明。今後、グループ内での意思疎通を密にし、実態把握に向けた情報収集を強化していく考えを示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する、みずほフィナンシャルグループの甲斐中辰夫社外取締役=17日、東京都千代田区 〔写真説明〕記者会見する、みずほフィナンシャルグループの小林いずみ社外取締役=17日午後、東京都千代田区
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