- 2022/01/18 掲載
来年度物価見通し1.1%に上げ=景気「持ち直し明確化」―大規模緩和は維持・日銀会合
日銀は18日、前日に続き金融政策決定会合を開き、最新の景気予測である「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表した。原油高や円安による輸入物価の上昇などを背景に、2022年度の物価上昇率見通しを前年度比1.1%と前回(昨年10月)の0.9%から上方修正した。
日銀は景気の現状について、「新型コロナウイルス感染症の影響が徐々に和らぐ下で、持ち直しが明確化している」と総括判断を引き上げた。昨年12月は「引き続き厳しい状態にあるが、基調としては持ち直している」としていた。金融政策は、現在の大規模な金融緩和を維持した。
22年度の実質GDP(国内総生産)成長率見通しは、前年度比3.8%(昨年10月時点は2.9%)に引き上げた。政府の経済対策の効果や、新型コロナによるサービス消費などへの影響が和らぐことを踏まえた。
【時事通信社】 〔写真説明〕金融政策決定会合に出席するため、日銀本店に入る黒田東彦総裁=18日午前、東京都中央区
関連タグ
関連コンテンツ
PR
PR
PR