- 2022/01/25 掲載
資産運用大手アビバ、投資先選定で人権・生物多様性への対応も重視
気候変動対策だけでなく、企業活動の自然への影響や、サプライチェーン(供給網)における労働者など社会の利害関係者の扱いについて懸念が強まっていることを受けた。
環境、社会、企業統治を重視するESGファンドへの資金流入は急増しており、企業側は投資家の要求に応じ、ESG改善を進めてきた。
運用資産総額が2620億ポンド(3546億2000万ドル)に上るアビバ・インベスターズのマーク・バーシー最高経営責任者(CEO)は30カ国の1500社に宛てた年次レターで、役員賞与にはサステナビリティ―(持続可能性)目標の達成率を反映させるべきだと訴えた。
「(温暖化ガス)排出量を単に削減するだけで、熱帯雨林の破壊が進行するのを許容するのは地球温暖化の流れを変えるのにほとんど役に立たない」と指摘。「最大限の効果を出すために、企業は統合的アプローチを取る必要がある」とした。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR