- 2022/01/26 掲載
緩和継続「軸ぶらさず」=日銀1月会合の主な意見
日銀は26日、今月17、18日に開いた金融政策決定会合の「主な意見」を公表した。会合前に市場で日銀の早期利上げ観測が広がったことに対し、政策委員の一人は「現行の強力な金融緩和の継続が適当との基本的な考え方に変わりはない」と強調。その上で「軸をぶらさず、その方針をしっかりと情報発信していくことが重要だ」との見解を示し、市場の観測を否定した。
原油や原材料など資源価格高騰の影響に関しては、企業による値上げの動きが広がっていることを踏まえ、ある委員は「消費者物価の上昇圧力が強まることが考えられ、先行き1%を上回る水準で推移する」と予想。さらに今年4月以降、携帯電話通信料引き下げの影響が剥落することから「物価は瞬間風速的に2%に近い水準まで上昇する可能性がある」との意見も出された。
【時事通信社】
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