- 2022/02/01 掲載
インド中銀、デジタル通貨導入へ=暗号資産に30%課税―財務相
【ニューデリー時事】インドのシタラマン財務相は1日、2022会計年度(22年4月~23年3月)予算に関する議会演説で、「ブロックチェーン(分散型台帳)」などの暗号資産(仮想通貨)技術を組み込んだデジタル通貨「デジタルルピー」を中央銀行が同年度内に導入する方針を明らかにした。シタラマン氏は「経済のデジタル化への大きな後押しになるだろう」と期待を示した。
インド政府はこれまで、金融不安につながりかねないとして、民間の暗号資産の流通に厳しい姿勢を取ってきた。シタラマン氏はこの日の演説で、暗号資産などの取引で生じた利益には30%の高い税率を課すほか、売却損を他の利益と相殺することを認めない考えを表明した。
【時事通信社】 〔写真説明〕インドのシタラマン財務相=2020年11月、ニューデリー(EPA時事) 〔写真説明〕インド準備銀行(中央銀行)本部=2021年5月、ムンバイ(AFP時事)
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