- 2022/02/09 掲載
海運マースク、22年利益は前年並みを予想 供給混乱は上期も継続
昨年は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に起因する港湾の混雑やコンテナ不足、消費者の需要増加により運賃が過去最高水準へ上昇し、利益を押し上げた。
ソレン・スコウ最高経営責任者(CEO)は「例外的な市況が過去最高の成長と利益をもたらしたが、同時に供給網が混乱し、顧客は厳しい課題に直面した」と指摘。「現在の市況が第2・四半期も続くとみている」と語った。
マースクは配当を470億デンマーククローネ(72億ドル)に引き上げた。1株当たりでは2500クローネとなる。前年は同330クローネだった。
今年の利払い・税・償却前利益(EBITDA)は約240億ドルと前年並みの水準になると予想した。同社がまとめたアナリスト予想の244億ドルをやや下回った。
第4・四半期の業績については、1月14日に発表した暫定決算を確認した。
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