- 2022/02/10 掲載
デジタル通貨「信頼がカギ」=中銀は慎重な設計を―IMFトップ
【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は9日、中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)の導入について「信頼性を確保できるかどうかが成否を分ける」と述べ、金融システムの安定性やプライバシーの保護に十分配慮するよう訴えた。米シンクタンク「大西洋評議会」のオンライン講演で語った。
IMFと大西洋評議会は同日、CBDCの課題をまとめた報告書を発表した。ゲオルギエワ氏は、世界で100近い国・地域がCBDCの研究や実証実験などを進めているとした上で、「(銀行預金から)突然、資金が流出するなど望ましくない事態を避けるため、慎重な制度設計が必要だ」と強調した。
【時事通信社】
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