• 2022/02/11 掲載

マレーシアGDP、第4四半期は前年比+3.6% プラス回復

ロイター

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[クアラルンプール 11日 ロイター] - マレーシア中央銀行が11日発表した2021年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前年比3.6%増加し、第3・四半期の4.5%減からプラスに転じた。ロイターがまとめた市場予想の3.3%増を上回った。

中銀は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が成長を妨げるリスクがあるものの、22年も回復が続くとみている。

21年通年のGDPは3.1%増加した。20年は5.6%減と1998年のアジア通貨危機以降最大の落ち込みとなっていた。

中銀は、国内外の需要改善に伴い、マレーシア経済の回復は続くという見通しを示した。

その上で、「深刻でワクチン耐性を持つ新型コロナ変異株」が出現し、世界や国内で新たな感染拡大抑制策につながりかねないという懸念があるため、リスクは依然として下向きだと指摘した。ノル・シャムシア・ユヌス総裁が記者会見で述べた。

マレーシアではここ数週間、感染力の強いオミクロン株を中心に感染が再拡大している。

ただ、政府はワクチン接種プログラムの進展を背景に、厳しい規制を再導入しない方針だ。

キャピタル・エコノミクスのアナリスト、アレックス・ホームズ氏はリサーチノートで、ワクチン接種率が高いことから、新たな感染の波による影響は比較的軽微で短期間にとどまる見込みだと指摘。

3月1日に入国者の隔離義務を終了する予定であることから国境再開も景気回復を後押しする可能性が高いという。

中銀総裁は、今年のインフレ率が引き続き抑制されるとの見通しを示し、ハイパーインフレやスタグフレーションの兆しがあるという見方を否定した。

現在の金融政策スタンスは適切で緩和的と見なされるとし、中銀は時期尚早に政策を解除しないよう配慮するとした。

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