- 2022/02/11 掲載
英GDP、第4四半期は前期比+1.0% オミクロン株の影響限定的
前年比では6.0%増加で、市場予想を下回った。
ロイターがまとめたエコノミストの予想は前月比0.6%減、前年比6.3%増だった。
昨年第4・四半期のGDPは前期比1.0%増で第3・四半期とほぼ変わらず。前年比は6.5%増だった。
ONSのエコノミスト、ダレン・モーガン氏は「12月は低迷したが、第4・四半期としては力強く成長した。国民保健サービス(NHS)、郵便、雇用機関が経済支援に寄与した」と述べた。
12月のGDPは、パンデミックが始まる直前の20年2月の水準と一致した。第4・四半期はパンデミック前の四半期、2019年第4・四半期の水準を若干下回った。
21年11月の前月比伸び率は0.9%から0.7%に下方改定された。
コロナ感染拡大は年末年始ごろがピークでその後、感染者数は急減している。イングランド銀行(英中銀)は先週、四半期ベースの生産は3月末までにパンデミック前の規模を取り戻す一方で、インフレ率は4月に30年ぶり高水準の7.25%に達すると予想した。
英商業会議所の経済部門責任者スレン・ティル氏は、英経済は今年、インフレ高進、エネルギー価格の高騰、増税でかなり減速するとの見方を示した。
21年のGDPは7.5%増で、1948年の統計開始以来、最大の伸びとなった。20年は9.4%減と1919年以来最大の落ち込みを記録していた。
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