- 2022/02/17 掲載
世茂集団株が下落、債務返済延期を計画 裁判所が資産凍結
元利金60億元の支払いのうち13億元は17日に期日を迎え、残りは年内が期限という。世茂は返済を今後3年間で段階的に行うことを提案している。16日に行った債権者とのオンライン会議で明らかにした内容が、メモや関係筋の話で分かった。
この融資は深センの複合施設の開発資金に充てられた。金融情報サイト「財聯社」によると、この複合施設の未販売の住宅178戸の販売が裁判所に凍結された。
同社株は正午時点で1.4%下落。一時3%値下がりした。
返済延期計画は債権者の承認がまだ得られておらず、一部の債権者が不満を示している。
同社は先月、信託会社からの融資でデフォルト(債務不履行)が発生。返済期限延長に関する債権者との交渉や資金調達に向けた資産売却に追われている。
同社はこの開発事業に戦略的投資家を取り込むため、深セン市政府の仲介で、深セン市投資控股など国有企業と協議を行っていることも明らかにした。
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