- 2022/02/22 掲載
豪中銀、流動性供給方法を変更へ
ケント総裁補はオンラインイベントで講演し、公開市場操作(OMO)の変更は金融政策の将来的な方向性を示すものではないと強調。「むしろ、流動性の状況や経済見通し、中銀の金融政策が変化する中、OMOが目的にかなったものであり続けることを保証するものだ」と述べた。
金融機関は通常、短期的な流動性をRBAから借り入れるためにOMOを利用するが、ここ2、3年はRBAが長期貸付や債券購入を通じて資金を供給していたため、その必要性は急激に低下していた。
しかし、RBAが債券買い入れを停止した今、この過剰流動性は徐々に弱まり、OMOの重要性が再び高まる公算が大きい。
これに備え、ケント総裁補はRBAがOMO貸付に課す金利は、固定金利から、貸付期間中の平均キャッシュレートに基づく変動金利に変更されると述べた。
この措置を実施する前には市場参加者の意見を聞きたいとした。
それまでの間、RBAは期間が合致するオーバーナイト・インデックス・スワップに5ベーシスポイントのスプレッドを加えたハードルレートを課す。今回の変更は3月30日に適用される。
OMO貸付の最長期間は短くなり、通常は4週間となるが、必要に応じて長くなる可能性がある。
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