- 2022/02/25 掲載
午前の日経平均は反発、米ハイテク株高を好感
日経平均は、朝方に反発して始まった後も上げ幅を拡大した。半導体関連や電子部品、グロース(成長)株を中心に買い戻す動きが目立った。ドル/円が堅調に推移する中、自動車など輸出関連もしっかりだった。日経平均は一時、前営業日比449円07銭高の2万6419円89銭まで上昇した。
ただ、その後は高値圏で売買が交錯し、伸び悩んだ。市場で警戒されたロシアの侵攻開始を受けて、いったん悪材料出尽くしとの見方がある半面、ウクライナ国内の戦闘状況や主要国の経済制裁などへの警戒感も市場にくすぶっている。
前日までの5営業日での下落が1600円超だったことを踏まえると「自律反発の域を出ない」(三木証券の北澤淳商品部投資情報グループ次長)と受け止め「ウクライナ情勢はまだ流動的な上、米国での利上げが見込まれる中では、積極的に買う流れになりにくい」(北澤氏)との見方が出ていた。
TOPIXは0.72%高の1870.96ポイントで午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆6588億0100万円だった。東証33業種では、値上がりは海運業や電気機器、空運業など18業種で、値下がりは鉱業や保険業、銀行業など15業種だった。
個別では、東京エレクトロンやキーエンス、エムスリーが大幅高。ソフトバンクグループも買われた。一方、INPEXや三菱UFJフィナンシャル・グループ、SOMPOホールディングスはさえなかった。
東証1部の騰落数は、値上がりが1189銘柄(54%)、値下がりは906銘柄(41%)、変わらずは84銘柄(3%)だった。
PR
PR
PR