- 2022/02/26 掲載
米MMF、59.8億ドル流入 ウクライナ危機で資金逃避
ロシアのウクライナ侵攻を巡り資産を安全性の高い場所に移す動きが市場で広がり、リスクの高い株式ファンドからMMFに資金がシフトした。
米株式ファンドからは19億2000万ドルが流出し、3週間ぶりの流出となった。
米トリップアドバイザーやホームセンター大手ホーム・デポといった一部の企業の決算が予想を下回ったこともマイナス材料だった。世界最大級のリチウム生産会社、アルベマールは従来見通しをやや下回る通期決算予想を発表した。
米グロース株ファンドからは26億1000万ドルが流出し、過去3週間で最大の流出額。一方、バリュー株ファンドには5億3700万ドルが流入した。
分野別では金融、テクノロジーがそれぞれ10億7000万ドル、8億7000万ドルの流出。ヘルスケアと一般消費財がそれぞれ約5億ドルの流出だった。
米債券ファンドは36億6000万ドルの流出で、7週連続の流出。ただ、流出額は前週より92%減った。
地方債ファンドは13億5000万ドル流出。米課税債ファンドは15億3000万ドルの流出し、7週連続の流出。
米短・中期投資適格ファンド、高イールド債のファンドは、それぞれ29億3000万ドル、11億4000万ドルが流出で、ともに7週連続の流出。米一般国内課税確定収入債ファンドには11億5000万ドルが流入した。
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