- 2022/02/28 掲載
ロシア銀の決済網排除、各国中銀はドル供給強化へ=CS
クレディ・スイスのゾルタン・ポズサル氏は調査ノートで「SWIFTからの除外は、2020年3月の時のように決済不履行や深刻な口座資金不足が起こるだろう」と述べた。
20年3月、米連邦準備理事会(FRB)は、新型コロナウイルスのパンデミックの金融・経済への影響を食い止めるための緊急措置として、主要中銀とともに世界的なドル資金不足緩和措置を強化した。
ポズサル氏は「SWIFT(からの排除)のオプションが発動されることになり、中央銀行が日々のスワップライン業務を再開させると考えるのが普通だろう」と指摘。
FRBは、パンデミック対応で膨張したバランスシートを縮小する量的引き締めにいずれ着手する予定だが、その前に再び拡大する可能性があるとみている。
「(一部ロシア銀の)SWIFTからの排除が現実のものとなった。従って中銀も日々の米ドル供給オペを再開する必要に迫られる」と述べた。
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