- 2022/03/01 掲載
サハリン2取引「考えられず」=国際法違反続くなら―桜田同友会代表幹事
経済同友会の桜田謙悟代表幹事は1日の定例記者会見で、日本企業が参画するロシア・サハリン(樺太)沖の液化天然ガス(LNG)事業「サハリン2」について、「ロシアが国際法違反を繰り返しながら、何もなかったかのように取引をしていくことは多分考えられない」と指摘した。同事業からは英石油大手シェルが撤退を発表、日本企業の対応が焦点となっている。
桜田氏は「価値観が通じない国で取引していくリスクを、これまで以上に考えていかないといけない」と強調。ウクライナに侵攻したロシアを念頭に「ジェノサイド(集団虐殺)に近いことを繰り返す国の重要企業や重要プロジェクトについては、今関与している商社もしかるべき判断をされると思う」と述べた。
【時事通信社】
PR
PR
PR