- 2022/03/02 掲載
スイス中銀、外為市場に介入する能力維持へ─副総裁=現地紙
2日付の現地紙ラジェフィとのインタビューで述べた。インタビューは先週、ロシアがウクライナに侵攻する前に行われた。
副総裁は「スイスの金利は金融危機以降、一貫して他国よりも低い。スイスフランの過度な上昇を回避するには、この差を維持することが非常に重要だ」と発言。「必要な状況になればすぐに利上げする」と述べた。
「物価安定のため、必要に応じて外為市場に介入する能力を維持する」とも発言。スイスフランは危機の際には資金の避難先になると付け加えた。
ユーロとフランが等価になることを受け入れる用意はあるかとの質問には、スイス中銀は単一の通貨ペアではなく、バスケット通貨を見てフランの価値を判断していると発言した。
また、インフレ率が今年ピークに達し、来年低下するとの中銀の予測を改めて示したが、現在の地政学リスクの長期的な結果を判断するのは時期尚早とも述べた。
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