- 2022/03/02 掲載
テレフォニカとNEC、Open RAN技術に基づいたスモールセルを展開し通信環境を改善
NECは、テレフォニカがサービスを提供するスペイン、ドイツ、英国、ブラジル4カ国のプライムシステムインテグレータとして、Open RANを都市部や郊外、農村地域など様々な地域やユースケースに適用する取り組みを進めています。
Open RANの大きな利点の1つとして、ネットワーク装置を提供するベンダーをより広い選択肢から選べることが挙げられます。今回NECは、既存のシングルベンダーベースのマクロセルを補完するために、Airspan NetworkのAirspeedソリューションと楽天シンフォニーのOpen vRANソフトウェアによるマルチベンダーの基地局構成として、スモールセルを実現しました。
既存のマクロセルにOpen RANのスモールセルを組み合わせることにより、5Gの高密度化の可能性が広がります。特に様々な産業が盛んであるドイツでは、複数の業種や企業が特定のエリアで専用5Gサービスを利用することが検討されており、こうしたケースにおいて特に有効な方法です。
テレフォニカドイツとNECは、5G時代に優れた顧客体験を効率的に提供する高度なネットワークを検証・展開するため、革新的なOpen RAN技術と自動化の活用に向けた協業を各種パートナーとの連携を含めて今後も継続していきます。
テレフォニカドイツのDirector Mobile Access & TransportのMatthias Sauderは「革新的なOpen RAN技術により、利用者の多い都市部における高品質な通信に貢献する、ドイツ初のスモールセルを展開できたことを誇りに思います。NECはOpen RANにおける技術力と豊富な経験を有する本プロジェクトの戦略的パートナーです。」と述べました。
NEC コーポレート・エグゼクティブの奥屋滋は「5G時代のOpen RAN技術には大きな可能性があります。Open RANの価値を証明する実用的で効果的なユースケースを実現し、テレフォニカドイツの戦略的パートナーとして共に業界をリードしていくことを光栄に思います。」と述べました。
関連コンテンツ
PR
PR
PR