• 2022/03/04 掲載

ECB、利上げ時期近づくとの認識で一致=議事要旨

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[フランクフルト 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が3日に公表した2月3日の理事会の議事要旨で、インフレが定着する兆しが出ていることを受け、利上げを実施する時期が近づいているとの認識で一致していたことが分かった。

ECBは同理事会で、主要政策金利を予想通り据え置き、インフレ率が過去最高に達する中でも当面は大規模な刺激策を維持すると決定したが、インフレリスクが増大していることを認め、年内に利上げに動く可能性は排除しなかった。

議事要旨によると「ECBが設定する中期インフレ目標への(インフレ率の)収束は、もはや遠い将来の展望ではない」との認識が示され、「フォワードガイダンス基準はより短い期間内に達成できるとの見解が広く共有」された。

一部の当局者は、従来の資産購入プログラム(APP)を前倒しして終了させることも提案。議事要旨によると「これらのメンバーの多くは、フォワードガイダンスの条件はすでに広範に達成されているとの見方を示し、APPの段階的終了に関するフォワードガイダンスの調整を望んだ」。ECBは買い入れ終了後に利上げを実施するとしているため、終了が前倒しされれば、利上げ時期が早まる可能性がある。

ユーロ圏のインフレ率は先月、5.8%と過去最高を記録。労働市場が予想より速く引き締まっていることで賃金圧力が近く高まる可能性も示唆されている。さらにロシアによるウクライナ侵攻を受け金融市場で先行き不透明感が高まる中、ECBが政策引き締めに動けばボラティリティーが一段と高まる恐れがある。

ただ物価上昇が根強いものになるとの見方が数週間前と比べて増大する中、ECBは景気支援策を解除する路線から外れないと見られている。ECBは10日に次回理事会を開く。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます