- 2022/03/07 掲載
欧米当局、ロシアのIMF資金アクセス制限など検討=関係筋
話し合われている選択肢の1つは、国際社会で最後の貸し手とされるIMFからのロシアの完全な排除。しかし、あるユーロ圏当局者は、その議決には中国など多くの国の支持が必要だとして「おそらく非現実的」だと述べた。
他に検討されている選択肢は、ロシアの議決権や、IMFの準備資産「特別引き出し権(SDR)」へのアクセスの停止など。
ロシアは昨年、170億ドル相当のSDRを受け取った。SDRはドル、ユーロ、英ポンド、円、人民元のバスケットに基づくIMFの通貨で、ロシア政府がこれを決済手段として使おうとする場合、SDRと通貨との交換を認めるパートナー国を探す必要がある。
米財務省筋は4日、米国はロシアがSDRへの出資の恩恵を受けるのを防ぐため、あらゆる手を講じていると述べた。ロシア政府によるSDRの使用には大きなハードルがあると強調した。
同筋は、米国とそのパートナー国はSDR取引システムの加盟国の大半を占めており、そのような交換には応じないだろうと語った。
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