- 2022/03/09 掲載
米GDP、女性労働者増加で1兆ドル押し上げも=ムーディーズ
リポートは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴うロックダウン(都市封鎖)で学校や児童施設、教育や医療など女性労働者の多い産業部門で混乱が生じ、女性が特に影響を受けていると分析した。
また、女性の離職数について、米国とカナダが英国、ドイツ、スウェーデン、オーストラリアを上回ったとした上で、有給の家族休暇保障や育児補助金など家族を支援する政策が不足していることを一因に挙げた。
米国では25─54歳の働き盛り世代における男女の労働参加率の差が、2021年は11.4%に上った。英国では6.6%、スウェーデンでは4%だった。
ムーディーズは、新たな政策によって女性の労働参加率が他の先進国並みになれば、今後10年の米実質国内総生産(GDP)伸び率は、ベースラインに基づく予想を4%上回るだろうと予想した。
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