- 2022/03/15 掲載
子会社社員が21億円横領=懲戒解雇、告訴も―グローリー
東証1部上場の貨幣処理機大手グローリーは15日までに、コインロッカーの販売・保守を手掛ける子会社グローリーサービス(大阪市)の元経理担当社員が、約13年間で総額21億5500万円余りを横領していたと発表した。着服した金の大半は競馬や飲食に使っていたという。同社は今月11日付で社員を懲戒解雇し、刑事告訴を検討している。
グローリーが公表した社内調査委員会の報告書によると、元社員は2005年に入社し、総務課で経理業務を1人で担当していた。09年から今年2月にかけ、売上金などを金庫から抜き取ったり、親会社からの借入資金を個人口座に振り込んだりする手口で横領を繰り返した。発覚を防ぐため、会社口座の残高証明書を改ざんするなどして上司に報告していた。
【時事通信社】
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