• 2022/04/01 掲載

米PCE価格指数、2月は前年比6.4%上昇 伸びさらに加速

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


[ワシントン 31日 ロイター] - 米商務省が31日発表した2月の個人消費支出(PCE)価格指数の伸びは前年同月比6.4%と前月の6.0%から加速し、1982年1月以降で最も高くなった。

前月比では0.6%上昇。前月は0.5%の伸びだった。

米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安とする変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE指数も、前年同月比で5.4%上昇し、前月の5.2%から加速、83年4月以来の高い伸びとなった。

一方、前月比の伸びは0.4%と、前月の0.5%から鈍化した。

個人消費支出は前月比0.2%増加。前月は当初の2.1%増からから2.7%増に修正された。ロイターのまとめたエコノミスト予想は0.5%増だった。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サル・グアティエリ氏は「(ウクライナでの)戦争とインフレで信頼感が低下しているにもかかわらず、米消費者はくじけておらず、力強い雇用の伸びと貯蓄増加が支えになっている」と述べた。

新型コロナウイルス感染者数の大幅な減少を背景に、外食、ホテル宿泊、娯楽、飛行機での旅行、ヘルスケアなどのサービスに対する需要が増加。個人消費支出の内訳はサービスが1月の0.7%増に続き0.9%増となった。一方、モノは1月の6.5%増から一転、1.0%減少。自動車が主導したほか、食料品、家具、娯楽要因、衣料品が減った。一方、ガソリン支出は271億ドル増加した。

個人所得は0.5%増。賃金が0.8%上昇した。貯蓄率は1月の6.1%から6.3%に拡大した。

インフレ調整後の消費支出は0.4%減少。1月は当初発表の1.5%増から2.1%増に上方改定された。

キャピタル・エコノミクスの米国担当シニアエコノミスト、マイケル・ピアース氏は「昨年のデータの下方改定と1月分の上方改定を組み合わせると、第1・四半期の実質消費は前年比4.0%の堅調な伸びを示す」と予想した。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます