- 2022/04/05 掲載
カナダ企業、労働不足や供給制限が圧迫=中銀定例調査
中銀は、ロシアによるウクライナ軍事侵攻前に調査を実施した。それによると、企業のビジネス展望を示す指標は第1・四半期に過去最高を記録した前四半期から低下した。ただ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)時の水準は大きく上回った。
調査は「労働力やサプライチェーン(供給網)問題に関連した生産能力への圧力を報告した企業の数は、過去最高だった」としている。
「生産能力への圧力が継続し需要も底堅いため、企業は賃金、投入価格、生産価格の大幅な上昇を見込んでいる。投資支出や人員の増加を計画する企業も増えている」と説明した。
今後2年のインフレ率について、70%の企業が中銀目標(1─3%)を上回ると予想している。
カナダのインフレ率は2月に5.7%と、30年ぶり高水準を記録し、11カ月連続で3%を上回った。
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