• 2022/04/07 掲載

米下院がガソリン高騰で石油業界追及、シェブロン幹部ら弁明

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ワシントン 6日 ロイター] - 米議会下院監視・政府改革委員会のエネルギー商業小委員会が6日開いた公聴会で、ダイアナ・デゲット小委員長(民主党)らがガソリン価格の高止まりを巡って石油業界の責任を厳しく追及し、オンライン形式で参加した各社幹部が必死の弁明に追われた。

米国のガソリン価格はロシアによるウクライナ侵攻とそれに対する西側の対ロ経済制裁発動以降に高騰し、3月11日に実質ベースで過去最高の1ガロン=4.33ドルを記録。その後やや軟化したものの、足元でも4.16ドルで推移している。一方この間、原油価格は9%余り下落した。

こうした中でデゲット氏は、ロシアのウクライナ侵攻が世界の原油供給をさらに減らしたのはその通りとしても、「原油が値下がりしても、ガソリンがなお最高値近辺にあるのはなぜか」と述べ、石油業界が国民を食い物にする形で何十億ドルも懐に入れているのではないかと指摘。税金300億ドル相当を補助金として受け取っている以上、ガソリン価格引き下げに尽力すべきだと主張した。

ただシェブロンのワース最高経営責任者(CEO)は、ガソリン価格は市場の状況で決まり、個別企業がコントロールできる余地は乏しいと説明した上で「原油価格の変動がいつもすぐにガソリン価格を動かすわけではない。小売店によるガソリンの価格引き下げ競争が起きるまでには、もっと時間がかかることが多い」と語った。

米国シェルのワトキンス社長も、系列のガソリンスタンドはあくまで独立経営型なので、各店がガソリンの小売価格を決める責任を負っており、シェルとして価格をコントロールはできないとの見方を示した。

エクソンモービルのウッズCEO兼会長は「原油やガソリンの価格を決めているどこか1つの企業など存在しない。市場が利用できる供給量とその供給に対する需要量に基づいて価格を形成している」と強調した。

公聴会ではこのほかBPアメリカ、デボン・エナジー、パイオニア・ナチュラル・リソーシズらの幹部も証言した。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます