- 2022/04/11 掲載
中国EV生産、3月は低迷 新型コロナ対策が影響
[上海 11日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)生産が3月に低迷した。新型コロナウイルスの感染防止対策が影響した。
中国乗用車協会(CPCA)が11日発表したデータによると、米EV大手テスラの3月中国販売台数は、前月比16%増の6万5814台だったが、上海工場での3月の生産台数は5万5462台と前月比154台の増加にとどまった。2月は営業日数が少なく、旧正月の休みと重なることが多いため、例年、生産台数が低迷する。
CPCAによると、EVメーカーは在庫の車両を販売した。
中国は新型コロナの感染を防止するため、吉林省や上海市などで厳格なロックダウン(都市封鎖)を導入しており、自動車メーカーやサプライヤーの操業に影響が出ている。
中国のEVメーカー、上海蔚来汽車(NIO)も、新型コロナの感染防止対策でサプライヤーの業務が混乱しているため、操業を停止すると発表した。
CPCAは、3月の総EV生産台数が各地での新型コロナウイルス対策により、予想を大幅に下回ったと指摘した。
乗用車販売台数は全体で161万台と前年同月比10.9%減少した。
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