- 2022/04/15 掲載
日経平均は反落、米長期金利上昇が重し ハイテク株安い
日経平均は200円超安で寄り付いた後も下げ幅を拡大し、一時387円08銭安の2万6784円92銭円まで下落した。売り一巡後は持ち直し一時31円77銭高の2万7203円77銭へとプラスに浮上したが、新たな手掛かりに乏しく、再びマイナス圏に沈んだ。半導体関連株や電子部品といったハイテク株が売られ、指数の重しになった。
好決算を発表したファーストリテイリングなどが買われたが、海外市場の休場で参加者が少ない中、全体では次第に見送りムードとなった。「(指数への寄与度の大きい)ファーストリテイリング株の値動きに伴う先物の動向に左右された」(証券ジャパンの大谷正之投資情報部部長)という。
TOPIXは0.62%安の1896.31ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆0448億0800万円だった。東証33業種のうち、値下がりは精密機器や電気機器、空運業など23業種だった一方、値上がりは保険業や輸送用機器、銀行業など10業種だった。
個別では、東京エレクトロンやTDK、ソフトバンクグループが軟調だった。業績予想の下方修正を発表した良品計画も売られた。一方、三菱UFJフィナンシャル・グループや第一生命ホールディングスといった金融株がしっかりだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが434銘柄(23%)、値下がりは1350銘柄(73%)、変わらずは55銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27093.19 -78.81 26932.48 26,784.92─27,203.77
TOPIX 1896.31 -11.74 1890.72 1,881.46─1,902.74
東証出来高(万株) 88006 東証売買代金(億円) 20448.08
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