• 2022/04/25 掲載

米利上げ23年半ばに3.65%で打ち止め、ユーロドル先物が想定

ロイター

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[ニューヨーク 22日 ロイター] - 今後数年間の米金利見通しを反映するユーロドル先物が22日、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ打ち止めが2023年6月で3.65%と織り込んだ。

打ち止めの時期が3カ月早まり、金利水準は20日の3.4%から切り上がった。アナリストは、パウエルFRB議長の21日のタカ派発言に起因すると指摘する。

パウエル議長は21日、5月の連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の利上げが「検討される」と述べた。

ユーロドル先物は現在、フェデラルファンド(FF)金利が2025年末まで3%超で推移する可能性を織り込む。前回、3%以上が続いたのは05年から08年までだった。

ユーロドル先物は3月、FRBが25ベーシスポイント(bp)利上げする直前の段階で、政策金利の上昇が止まるいわゆるターミナルレートを23年9月の2.6%と想定していた。

FRBはターミナルレートの予測を示していない。ただ政策金利が過度に緩和的でも引き締め的でもないと見なす中立金利はこの2年間、2.5%としている。

クレディ・スイス(ニューヨーク)の金利トレーディング戦略責任者ジョナサン・コーン氏は、FRBが高インフレを考慮するに伴い、インプライド・ターミナル・レートは上昇する必要があると指摘した。

FRBは概して、経済に対し金融政策措置が必要なくなるまで政策金利を引き上げ、均衡金利と呼ばれる水準かそれを上回るようにする。

前回18年の利上げサイクルは2.25─2.5%がピークだった。

パウエル氏が50ベーシスポイントの利上げに言及した21日、インフレ期待の指標である米10年物ブレークイーブン・インフレ率が3.11%となった。 またこの週に米10年物インフレ連動債の利回りは、FRBが新型コロナウイルスのパンデミックに対応した緊急緩和措置を発表した20年3月以降で初めてプラスに転じた。ただ22日には再びマイナス圏に戻った。

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