- 2022/05/02 掲載
米アマゾン従業員の労組結成可決覆す可能性も、聴聞会開催へ
同社は投票結果について、NLRBブルックリン支部が労組結成の取り組みを支持している印象を与えたほか、労組結成を目指す組織が賛成票を投じるよう従業員を脅したと主張。
アマゾンの要請により、この問題は先月、NLRBフェニックス支部の管轄下に移った。同支部の幹部は29日付の提出資料で、アマゾンが示した証拠は「投票結果を覆す根拠になり得る」との見解を示した。
投票では、ニューヨーク市スタテン島にある物流拠点「JFK8」の従業員の約55%が労組結成案に賛成票を投じた。投票率は約58%だった。
フェニックス支部の幹部によると、当事者は5月23日から証言が可能で、その後、NLRBの審査官が投票結果を支持すべきかどうかについて勧告する。手続きには数週間を要する可能性がある。
アマゾンの広報担当は、従業員の意見に耳を傾ける必要があるが、労組結成に賛成票を投じたのは同物流拠点の従業員の3分の1未満で、意見をくみ取っていないと述べた。
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