- 2022/05/04 掲載
独4月サービスPMIは57.6、8月以来の高水準 持続不能との見方も
新型コロナウイルス対策の規制緩和を受けた旺盛な需要を背景に、回復が続いていることが示された。
3月の56.1から上昇したが、速報値の57.9からは下方修正された。
S&Pグローバルのエコノミクス・アソシエート・ディレクター、フィル・スミス氏は「サプライチェーンの混乱と需要の冷え込みにより製造業は失速しつつあり、サービス業がドイツ経済を支えている」と述べた。
サービス業と製造業を合わせた総合PMI改定値は54.3と3月の55.1から低下。速報値の54.5からも下方修正された。
スミス氏は第2・四半期に入ってもサービス部門は強い勢いを保っているが、このペースは持続不可能との見方を示した。
「製造業に打撃を与える外部要因は、サービス業にそれほど影響が及ばない」としながらも「インフレ圧力は浸透しつつある。投入コストと生産価格は急上昇し、調査開始以来の高水準を大きく上回っている」と指摘した。
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