- 2022/05/09 掲載
日本郵船の今期、純利益は29%減で市場予測下回る 前期は7.2倍
[東京 9日 ロイター] - 日本郵船は9日、23年3月期の連結純利益が前期比28.6%減の7200億円になるとの見通しを発表した。下期以降、世界経済の減速懸念でコンテナ船の短期運賃が下落すると予想したため。市場予測の平均値7660億円(IBESによるアナリスト12人のコンセンサス)を下回った。
連結売上高予想は0.8%増の2兆3000億円。コンテナ船事業を営む持分法適用会社のオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)の業績が反映される経常利益は24.2%減の7600億円を見込む。
これまで業績をけん引してきたコンテナ船で、下期以降は世界経済の減速により北米を中心とする旺盛な需要が落ち着きに向かうという。物流のサプライチェーンにおける混乱も正常化し、短期運賃は大幅に下落する前提とした。
22年3月期の連結売上高実績は41.8%増の2兆2807億円、経常利益は4.6倍の1兆0031億円、純利益は7.2倍の1兆0091億円だった。
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