• 2022/05/17 掲載

ジェットブルーがスピリット航空に敵対的TOB、買収提案拒否受け

ロイター

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[シカゴ/ワシントン 16日 ロイター] - 米格安航空会社(LCC)のジェットブルー・エアウェイズは、同業スピリット航空に対して1株30ドルで敵対的な株式公開買い付け(TOB)を行うと表明した。

スピリット航空は別のLCCのフロンティア・グループ・ホールディングスと合併する方針で、2週間前にジェットブルーからの買収提案を拒絶していた

当時ジェットブルーは、自分たちと統合する方が米大手航空4社によって牛耳られている市場で競争力を強化できると主張し、1株33ドルの買収を申し出た。

ジェットブルーは今回、スピリット株主宛ての書簡で1株の買い取り額を30ドルとしつつ、必要な財務情報を受け取れるならば33ドルでの取引に向けて話し合う用意があると説明している。

スピリットは、取締役会がジェットブルーの提案を「慎重に」検討すると述べた。10営業日以内に取締役会の判断を知らせる方針で、現時点では株主に何も行動しないよう呼び掛けた。

先にスピリットがジェットブルーの買収案を拒否したのは、規制当局の承認が得られる公算が乏しいという理由だった。ただジェットブルー側は、スピリットがフロンティアと合併する場合でも、同様の規制リスクに直面するはずだと反論している。

ジェットブルーのヘイズ最高経営責任者(CEO)はスピリット株主への公開書簡で「スピリットの取締役会は株主の利益よりも自らの利益やフロンティアとの個人的な関係を優先している」と述べ、フロンティア会長を務めるウィリアム・フランケ氏とスピリット取締役会の深いつながりのために、スピリットが株主の最善の利益になるよう行動していないと非難した。

スピリットとフロンティア合併計画の立役者であるフランケ氏は、以前にスピリットの会長だった。

フロンティアとスピリットはロイターのコメント要請に応じていない。

スピリットは6月10日に株主総会を開き、フロンティアとの合併案の是非について投票が行われる。

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