• 2022/05/20 掲載

V字回復の起爆剤なるか=低迷脱却へ、軽EVで先陣―日産・三菱自

時事通信社

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日産自動車と三菱自動車は、競合他社に先行して軽自動車タイプの新型電気自動車(EV)を公表した。国内新車販売の4割を占める軽市場でのシェア獲得を狙う。業績低迷が続いた両社にとって、V字回復を果たすための起爆剤となるのか。新型車の売れ行きに、大きな期待がかかる。

「日本における電気自動車のゲームチェンジャー(形勢を一変させる商品)になる」。三菱自の水島製作所(岡山県倉敷市)で開いた式典で、日産の内田誠社長は、力を込めて語った。

日産は近年、前会長カルロス・ゴーン被告をめぐる混乱で、経営の立て直しが喫緊の課題だった。三菱自も燃費データ不正の影響が長期化。新型車の開発が遅れ、市場での存在感が低下した。2020年3月期から2期連続の赤字に陥った両社はそれぞれ、22年3月期で3期ぶりの黒字化を達成。内田氏は5月中旬の決算説明会で、「ようやくスタートラインに立った」と苦境からの脱却を強調していた。

業績回復に弾みをつけるため、両社が希望を託すのが今回の新型軽EV。三菱自が今年度の国内新車販売台数について前年度比35%増を見込んでいることは、新型軽EVへの期待を如実に物語っている。

両社はかつて、他社に先駆けEVの「リーフ」(日産)や「アイミーブ」(三菱自)を投入し、市場開拓に挑んだ歴史がある。三菱自の加藤隆雄社長は「カーボンニュートラルが進んだ。意識が高まってきた中で軽EVを出すことができた」と時代の変化を指摘。脱炭素の世界的な潮流を追い風に、今後の需要拡大が見込める軽EV市場で巻き返しを図る。

【時事通信社】

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