• 2022/05/25 掲載

NY外為市場=ドル1カ月ぶり安値、ECB総裁発言がユーロを支援

ロイター

photo
会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ニューヨーク 24日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、主要通貨に対するドル指数が約1カ月ぶりの安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が、中銀預金金利を9月末までに少なくとも50ベーシスポイント(bp)引き上げる可能性を示唆したことを受け、ユーロが上昇した。

ラガルド総裁は24日、中銀預金金利が「第3・四半期末にはプラス圏に移行する可能性が非常に高い」と明言した。

終盤の取引で、ユーロは0.42%高の1.07355ドル。

マネックスUSAのディーリング・トレーディング部門バイスプレジデント、ジョン・ドイル氏は「ECBが引き締めサイクルで、米連邦準備理事会(FRB)に追いつこうとしする動きが確認されれば、金融政策差によるドルへの恩恵は縮小する。そのため、ユーロは数年ぶりの安値から回復している」と述べた。

BDスイスの投資リサーチ責任者マーシャル・ギトラー氏も、米国ではFRBの引き締めの大半がすでに織り込まれている可能性が高いため、ユーロ/ドルが今後数営業日、一段高となる可能性があると予想した。

FRBが25日に公表する5月3─4日のFOMC議事要旨が注目される。

ドル指数は0.372%安の101.76と、4月26日以来の安値となった。米S&Pグローバルが発表した5月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が4カ月ぶりの低水準となったことを受け、ドル売りは加速した。

ポンド/ドルは0.48%安の1.2525ドル。S&Pグローバル/CIPSの5月の英PMI速報値は昨年2月以来の低水準となった。インフレが進行する中、景気後退懸念が台頭している。

リスクに敏感な豪ドルは0.2%安の0.70965米ドル。ニュージーランドドルも0.39%安の0.64425米ドル。ロイター調査によると、ニュージーランド準備銀行(中銀)は25日の会合で、50ベーシスポイント(bp)の追加利上げに動くという予想が優勢となっている。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

基本情報公開時のサンプル画像
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます

基本情報公開時のサンプル画像