- 2022/05/28 掲載
米4月PCE、前年比6.3%上昇に伸び縮小 コアも2カ月連続鈍化
PCEは前月比でも0.2%上昇と、3月の0.9%上昇から減速し、2020年11月以来、最小の伸びにとどまった。
米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安とする変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPCE指数は前年同月比4.9%上昇と、2カ月連続で伸びが鈍化し、昨年12月以来の小幅な伸びとなった。3月は5.2%上昇だった。
前月比は3カ月連続で0.3%上昇した。
BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、ジェニファー・リー氏は「FRBが一息つくには、月間伸び率のより顕著な鈍化が必要だろう」と述べた。
4月の個人消費支出は前月比0.9%増加し、市場予想の0.7%増を上回った。3月は前回発表の1.1%増から1.4%増に上方改定された。
外食や旅行など、サービスへの支出が増加したほか、新車や衣料品、娯楽、家具などのモノへの支出も堅調だった。
FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「現時点で、消費者は支出を継続し、景気後退の向かい風を寄せ付けていない」と指摘した。
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