- 2022/06/07 掲載
パナソニックHDとJVCケンウッドなど、「Vieureka株式会社」に共同出資し事業開始
社会では、少子高齢化に伴う労働力不足や熟練工の技術継承問題、新型コロナウイルス感染症をきっかけとした企業の働き方改革、人の対応が必須と考えられている「現場」の労働生産性向上といった課題が顕在化しています。このような課題解決を目的として、ハードウェアとAIを掛け合わせた「エッジAI」の活用が期待されています。エッジAIとは、AI技術を利用したソリューションを、外部ネットワークを介さずに現場で活用可能にする技術です。このエッジAI技術により、リアルタイム性が求められる利用シーンにおいて、安心・安全かつ低コストで人手の作業置き換えができ、生産性向上が可能になります。エッジAI活用の市場規模は、2027年までに80億ドル超(*1)になることが見込まれています。
一方で、エッジAIを現場で実装するには、開発・導入を簡易にする基盤技術や、導入後の手軽な運用および柔軟な拡張ができる仕組みが不可欠です。
Vieureka事業はこれらの必要性に着目し、エッジAIの現場実装を支える社会インフラとして「Vieurekaプラットフォーム」を2017年から提供しており、エッジAIカメラの運用数ではシェアNo1(*2)となっています。
Vieureka株式会社は、エッジAIにおけるグローバルでの社会インフラ構築を目指し、その取り組みを加速させるために、Vieureka事業を行ってきたパナソニックHD、ドライブレコーダー市場のリーディングカンパニーであるJVCケンウッド、大企業のオープンイノベーションを促進するWiLが共同で出資し、運営します。なお、パナソニックHDでVieureka事業のプロジェクトリーダーを務める宮崎秋弘も出資し、新会社に移籍し代表取締役に就任します。
3社の強みを兼ね備えたスタートアップ企業のVieureka株式会社は、エッジAIプラットフォームのトップランナーとして更なるスピード経営・事業拡大に取り組み、エッジAIの現場実装を牽引してまいります。
*1 Astute Analytica調べによるエッジAIソフトウェア市場予測(2021年11月23日時点)
*2 出典元:ミック経済研究所“エッジAIコンピューティング市場の実態と将来展望 2021年度版”エッジAIカメラのベンダシェア
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